ホーム

認知症を学ぶ

down compression

介護を学ぶ

down compression

専門家から学ぶ

down compression

書籍から学ぶ

down compression

健康を学ぶ

down compression
健達ねっと>介護お役立ち記事>血圧が低いとどうなる?低血圧の症状から対処法までを解説!

血圧が低いとどうなる?低血圧の症状から対処法までを解説!

低血圧は日常生活にさまざまな影響を及ぼすことがありますが、その具体的な症状や原因についてはあまり知られていません。
ふとした瞬間のめまいや立ちくらみが、もしかすると低血圧のサインかもしれないと感じたことはありませんか?

しかし、低血圧が本当に体に悪影響を与えるのか、またどのように対処すればよいのか、疑問を持つ人も多いのではないでしょうか?

本記事では、血圧が低いとどうなるかについて以下の点を中心に詳しく解説します。

  • 血圧が低いとどうなる?
  • 低血圧の症状
  • 血圧が低くて体がだるい時の対処法

低血圧でお困りの方は、ぜひ最後までお読みください。

スポンサーリンク

血圧とは?

血圧とは?

血圧とは、血液が血管の壁に与える力のことを指します。
正常な血圧は、

  • 収縮期(心臓が収縮するとき)が120mmHg未満
  • 拡張期(心臓が拡張するとき)が80mmHg未満

であるとされています。
この値を超えると高血圧の疑いがあります。

血圧の測定方法

血圧は、アームタイプまたはリストタイプの血圧計を使用して測定します
正確な測定のためには、リラックスした状態で座って行うことが推奨されており、測定前には少なくとも5分間の安静が必要です。

高血圧のリスク

高血圧は、心臓病や脳卒中などのリスクを高める重要な因子です。
定期的な血圧の測定と管理は、これらのリスクを減少させるために必要不可欠です。

特に高血圧は無症状のことが多いため、定期的なチェックが重要です。

高血圧について、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事

高血圧は、生活習慣病の中でも死亡の要因に大きく影響します。しかし、高血圧の初期症状は気づきづらく、いつの間にか重篤な合併症を併発しているかもしれません。そこで、本記事では高血圧の初期症状について、以下の点を中心にご紹介します。 […]

スポンサーリンク

血圧が低いとどうなる?

血圧が低いとどうなる?

低血圧は多くの健康問題に関連しており、その種類には

  • 一次性低血圧
  • 二次性低血圧
  • 食事性低血圧
  • 起立性低血圧

が含まれます。
それぞれの特徴や原因を理解することは、適切な対応策を講じる上で非常に重要です。

ここでは、これらの低血圧の種類について、それぞれの基準と特徴に焦点を当てて解説していきます。

低血圧の基準

低血圧の基準は、収縮期が90mmHg未満、拡張期が60mmHg未満とされています。

これは、血圧がこれらの数値より低い場合、身体への血液の流れが不十分になり、さまざまな健康問題を引き起こす可能性があることを示しています。

低血圧の種類

低血圧にはいくつかの異なるタイプが存在し、それぞれに特有の原因があります。

一次性低血圧|本態性低血圧

一次性低血圧、又は本態性低血圧は、特定の病気や状態に直接関連しない低血圧のことを指します。
遺伝的要因や生活習慣が原因であることが多いです。

二次性低血圧|症候性低血圧

二次性低血圧は、他の病状に起因する低血圧です。

例えば、心臓の問題、内分泌障害、重大な感染症などが原因となることがあります

食事性低血圧|食後低血圧

食後に血圧が大きく下がる現象を食事性低血圧といいます。
食事後、特に炭水化物を多く含む食事を摂取した後に見られることが多いです。

起立性低血圧

起立性低血圧は、立ち上がったときに血圧が急激に下がる状態を指します。
これにより、めまいや失神を引き起こすことがあります。

血圧の正常値について詳しく解説している以下の記事もおすすめです。

関連記事

血圧は、文字通り血管壁の圧力のことです。そして、体の健康を知るためのバロメーターになります。健康な状態を示す血圧の正常値とはどのくらいの値を指すのでしょうか。本記事では、血圧正常値について以下の点を中心に解説していきます。[…]

おすすめ記事

日本では、介護の需要が高まっているのが現状です。介護に関して不安ばかりという方も多いのではないでしょうか?介護保険制度を活用すれば、さまざまなサービスを利用できます。今回は、介護するときの流れについて以下の点を中心にご紹[…]

介護をする画像

低血圧の症状

低血圧の症状

低血圧は日常生活にさまざまな影響を及ぼす可能性があり、その中でも特に

  • 全身の倦怠感
  • 食欲不振
  • 頭痛、めまい、立ちくらみ

が代表的です。
これらの症状は個人の健康状態や活動に大きく影響を与えるため、正確な理解と適切な対処が求められます。

ここでは、これらの症状がどのように現れ、何が原因で起こるのかを詳しく説明していきます。

全身の倦怠感

低血圧の人々はしばしば全身の倦怠感を経験します。

これは、体の組織や器官への血流が不足しているために起こります。
活動エネルギーが低下し、日常生活の質に大きく影響を与える可能性があります。

食欲不振

低血圧は消化器系にも影響を与えることがあり、食欲不振の原因となることがあります。
適切な血流がないと、消化器官の機能が低下し、食事に対する欲求が減少します。

頭痛・めまい・立ちくらみ

これらは低血圧の典型的な症状です。
特に急に立ち上がったときに、脳への血流が一時的に不足し、めまいや立ちくらみが引き起こされます。

また、慢性的な低血圧は頭痛を引き起こすこともあります。

これらの症状は、低血圧の影響を受けやすい個人にとって、日々の活動に支障を来すことがあります。
もし上記のような症状が見られた場合は、医療機関での適切な診断と治療が推奨されています。

低血圧を放置する危険性

低血圧を放置する危険性

低血圧は、適切な対応が行われない場合、重大な健康問題を引き起こす可能性があります。
特に、

  • 全身への血流不足
  • ショック状態の発生

は、生命に危険を及ぼす重篤な状態に至ることがあります。
これらのリスクを理解し、早期の対策と治療の重要性を認識することが必要不可欠です。

ここでは、これらの危険性について具体的に解説していきます。

全身への血流不足

長期にわたる低血圧は、体内の重要な臓器への血液供給が不足することを意味します。
これにより、脳、心臓、腎臓などの臓器が正常に機能しなくなる恐れがあります。

特に、酸素と栄養素の供給が不足すると、臓器の損傷や機能障害が進行することがあり、これがさまざまな健康問題を引き起こす原因となります。

ショック状態の発生

重度の低血圧はショック状態を引き起こすことがあり、これは緊急医療が必要な状態です。
ショックは血圧が極端に低下し、体全体の血流が著しく不足することで起こり、迅速な治療を行わない場合、
生命を脅かす危険
もあります。

ショックの兆候には、

  • 深刻な弱さ
  • 速いが浅い呼吸
  • 冷たい肌
  • 意識の混濁

などがあります。

健達ねっとECサイト

血圧が低くて体がだるい時の対処法

血圧が低くて体がだるい時の対処法

血圧が低くて体がだるいと感じる時、その状態を改善するためにはいくつかの対処法があります。

具体的には、

  • 食生活の改善
  • 定期的な運動
  • 適切な水分補給
  • 食後のカフェイン摂取

など、日々の生活の中で容易に実施できる方法を詳述していきます。

食生活の見直し

低血圧の対策として非常に効果的とされるのが食生活の見直しです。

特に、鉄分やビタミンが豊富な食品を積極的に取り入れることが重要です。
これには、赤身の肉、魚、豆類、緑黄色野菜などがあります。

また、小分けにして数回に分けて食べることで、血糖値の急激な変動を防ぎ、血圧の安定に寄与します。

定期的な運動

定期的な運動は、血流を改善し、体全体の循環を促進する効果があるとされています。
特に、ウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動が推奨されています。

運動によって心臓の健康が保たれ、血圧が自然と正常な範囲に保たれやすくなります。

十分な水分補給

低血圧の人は、特に水分不足になりやすいため、積極的に水分補給をすることが大切です。
一日に2リットルの水を目安に摂取することで、血液の循環がスムーズになり、血圧の低下を防ぐことができます。

食後のカフェイン摂取

食後に感じる急激な血圧の低下を防ぐためには、カフェインを含む飲料の摂取が効果的とされています。
コーヒーや紅茶などは血管を収縮させる効果があるとされ、一時的に血圧を上昇させることができます。

ただし、カフェインの取りすぎには注意が必要で、1日に2〜3杯を限度とすることが推奨されています。

低血圧と食事の関係性について、詳しく知りたい方は以下をご覧ください。

関連記事

低血圧に悩む人々にとって、食事は重要な要素です。食事を工夫することで、低血圧の改善が期待できるかもしれません。とはいえ、具体的な食事のポイントが分からないことには始まりません。そこで本記事では以下の項目を中心に解説します。 低血[…]

フォトフェイシャルを受けるメリット
薬の使い方

高齢者の低血圧には注意!

高齢者の低血圧には注意!

高齢になると体の様々な変化により低血圧が引き起こされやすくなり、日常生活に大きな影響を与えることがあります。

ここでは、

  • 高齢者特有の低血圧の原因
  • 低血圧によるリスクと症状
  • 高齢者の低血圧対策

について掘り下げていきます。

高齢者における低血圧の原因

高齢者における低血圧の主な原因は、

  • 心血管系の老化
  • 使用している薬の副作用
  • 非活動的な生活様式

によるものです。
これらの要因が組み合わさることで、血圧が健康な範囲を保つのが難しくなります。

特に、高血圧の治療薬を服用している高齢者は、薬の影響で血圧が過度に低下することがあります。

低血圧によるリスクと症状

低血圧は、高齢者にとってさまざまなリスクをもたらします。

具体的には、

  • 転倒や意識の混濁
  • 急激な体調の変化

などが挙げられます。
これらの症状は、日常生活の質を低下させるだけでなく、重大な健康問題に繋がることもあります。

高齢者の低血圧対策

高齢者の低血圧を管理するためには、適切な栄養摂取と積極的な生活様式が推奨されています。

また、定期的な医療チェックアップを受けることで、必要に応じた治療調整が可能となります。
さらに、家庭での安全対策を強化し、転倒を防ぐための環境整備も重要です。

このように、高齢者の低血圧は多面的なアプローチが必要とされます。
適切な対策を講じることで、生活の質を向上させ、健康を維持することが可能です。

(出典:日本医師会-めまいがしたらご注意を-高齢者の低血圧

血圧が低いとどうなるかまとめ

ここまでに血圧が低いとどうなるかについてご紹介しました。
要点を以下にまとめます。

  • 血圧が低いと血流不足により、全身への酸素供給が減少し、疲労やめまい、失神などの症状を引き起こすことがある
  • 低血圧の症状には、全身の倦怠感、食欲不振、頭痛、めまい、立ちくらみなどがある
  • 血圧が低く体がだるい時は、食生活の改善、定期的な運動、十分な水分補給、食後のカフェイン摂取が効果的とされる

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

監修者 メディカル・ケア・サービス

  • 認知症高齢者対応のグループホーム運営
  • 自立支援ケア
  • 学研グループと融合したメディア
  • 出版事業
  • 社名: メディカル・ケア・サービス株式会社
  • 設立: 1999年11月24日
  • 代表取締役社長: 山本 教雄
  • 本社: 〒330-6029埼玉県さいたま市中央区新都心11-2ランド·アクシス·タワー29F
  • グループホーム展開
  • 介護付有料老人ホーム展開
  • 小規模多機能型居宅介護
  • その他介護事業所運営
  • 食事管理
  • 栄養提供
  • 福祉用具販売
  • 障がい者雇用

スポンサーリンク